キングコング西野「お金の奴隷解放宣言」に賛否両論。西野は芸人をやめたのか
2017年1月19日、キングコングの西野さんが自身が主担当として制作した「え
んとつ町のぺプル」をウェブで無料公開した
「えんとつ町のぺプル」は制作に4年半を費やし、世界初の分業による絵本と
して、西野と33人のクリエイターで完成される。
絵の精度、ストーリーが話題を呼び、無料化する前から23万部を突破する話
題作であった。
クラウドファンディングで「えんとつ町のぺプル」展の個展費を4,637万円調
達。
ちなみに、制作に関わった人の賃金は、制作前に支払ってあるとされている。
無料公開した経緯をLINEブログにて、以下のように説明する。
・小学生の少年が、「2000円は高い。自分で買えない」と言ったこと
・この作品が金を持っている人だけがコンテンツを消費できることに対する
違和感
・『10万部売れるコト』よりも、『1億人が知っているコト』の方が遥かに価
値があるのではないか
ボクが一番気になったのは、西野に「2000円じゃ高くて買えない」と訴えた子どものことだ。高くて買えない本があって我慢するのはむしろ健全なことじゃないかと思うから。そういう経験の積み重ねで、子どもは創造物の価値を知る。何でも無料でダウンロードできる時代だからこそ知って欲しいと思う。
— 片岡K (@kataoka_k) 2017年1月20日
キングコング西野のアレ、きっと幾人も同じこと云ってるだろうけど、無料で小学生に読ませたけりゃあ全国の図書館と小学校に寄贈すりゃあいいわけで、それを無料公開とする辺り、そういうキャンペーンなんだよな。
— 中村甄ノ丞あるある早くいいたい (@ms06r1a) 2017年1月20日
西野氏は高らかと「お金の奴隷解放宣言」を行い「えんとつ町のプペル」をネットで無料公開しましたが公開したページがアクセス数に応じてお金が入るアフィリエイトのSpotlightサイトでやっぱ出来る男は違うなーと思いました。
— かまいるか@BF1 で看護兵 (@kama_iruka) 2017年1月19日
売上が爆増
「えんとつ町のぺプル」を無料にした翌日の2017年1月20日に、amazonの書籍
総合ランキングで一位を獲得。
このことを西野は「面白い事件」と表現。
この出来事を、
「人は確認作業で動く」「人は知っているモノを買う」からと説明した。
旅行が良い例だと思います。
グランドキャニオンしかり、
万里の長城しかり…
僕らが旅行をする時は、テレビやネットやパンフレットで、すでに(ほぼ)知
っている場所に《お金を払って》行きます。逆に、旅行会社の人に「10万円払ってくれたら、最高の場所に連れてってあ
げるよ」と言われても、なかなか動きません。人が行動する動機は往々にして『確認作業』で、
つまり《入り口を無料化する=価値を下げる》ではないということ。
入り口でお金を徴収することで失ってしまう仕事があるということ。
作品の無料化について
今回ネット上で散見されるコンテンツの無料化について、西野は以下のよう
に言及している
作品の無料化と、近年、問題になっているクリエイターに適切な対価が支払
われない(倫理的・法的)問題は、まったく別次元の話。
そこを同列に語り出したら、有名アーティストがYouTubeにPVをアップした時
点でアウトじゃないか。
見たことあるでしょYouTubeを。無料で。
<中略>
「まずは知ってもらって、ライブに足を運んでもらう」という、収益モデル
がCDからライブに移行した音楽の世界では、すでに当たり前のように行われ
ていることです。
と、無料で公開することは売上を下げるのではなく、長期スパンによる利得
を考えた上のことと説明しています。
絵本の制作や、行っている会議についてはニコニコチャンネルにて公開中で
す。
えんとつ町のプペル展の様子も動画公開してます。
会議を見せるテレビ 第24回 @えんとつ町のプペル展 エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画
西野は芸人じゃなかったのか
肩書きとして芸人を引退し、絵本作家としているが、芸能界から引退はして
おらず、吉本に所属している
本業は"日本一の芸人"だが、打倒ウォルト・ディズニーであり、最終的には
銅像になりたい
西野は本当に嫌われているのか
本人は岡田斗司夫との対談で、自分と品川は本当に嫌われていると発言して
いる
活動
舞台脚本
ニューヨークでの絵本の原画展や独演会
TOKYO DESIGN WEEKを主催するNPO法人デザインアソシエーションの理事
クラウドワークス顧問
銀座で個展
と、活動の幅は多岐に渡る
世の中を煽るような発言をしつつも、結果的に絵本を売り上げた西野の発言
や活動に、今後も注目が集まると思われる。
出典